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自らの罪を相手側に擦り付ける朝日新聞社的手法
  平成元年4月20日、それは捏造報道の象徴・原点として報道史に銘記されて消えない日だ。朝日新聞の自作自演だったサンゴ事件が24周年を迎えた4月20日、当会は恒例の街宣を朝日新聞本社前で行った。
 捏造報道の象徴・原点であるサンゴ事件であるが、その後の朝日新聞は一向にその偏向・歪曲報道を改めるどころか、慰安婦強制連行など、シナ、朝鮮の歴史捏造に加担する反日の姿勢は一向に変わらない。
 サンゴ事件の本質は単なる捏造事件ではない。朝日は己の自作自演を、サンゴを傷つけて恥じない「日本人の精神の貧困」に擦り付けたのである。己の犯罪行為を我が日本国民に擦り付けたのだ。擦り付けただけではなく、我々に向かって「精神の貧困」を説教したのである。
 世にこれほどの恥ずべき、おぞましい行為はあるだろうか。これぞ朝日の宣う「精神の貧困」と言わずして何と言えばいいのか。
 南京大虐殺や慰安婦強制連行などの歴史捏造は、正しく、この朝日の「精神の貧困」にこそ深く関わっている。シナ、朝鮮の下僕に成り下がり、“反省”しない日本人へ道徳的偽善を吐き、悦にいっている。この朝日の恥ずべき、おぞましい行為は幾ら糾弾しても糾弾しきれるものではない。
 それは朝日新聞のサンゴ事件である。当日の夕刊一面に大きな写真入りで、「サンゴ汚したK・Yってだれだ」という記事が掲載された。沖縄西表島の崎山湾の巨大サンゴを損傷して、「K・Y」というイニシアルが掘り込まれていたというのである。写真はイニシアルを、クローズアップしていた。その記事の末尾は、次のようにセンセーショナルに結ばれていた。「日本人は、落書きにかけては今や世界に冠たる民族かもしれない。だけどこれは、将来の人たちが見たら、80年代日本人の記念碑になるに違いない。100年単位で育ってきたものを、瞬時に傷つけて恥じない、精神の貧しさの、すさんだ心の……。 にしても、一体『K・Y』ってだれだ」
  地元では記事掲載当初から、サンゴ損傷は取材者自身によるものではないかと疑われていた。その疑問に対してようやく5月16日に成って、朝日は回答する。それはカメラマンが、もとあったイニシアルを、撮影効果を上げるためにさらに拡大したものであって、取材の行き過ぎだと説明した。ところがその後すぐ、5月20日には、傷は元から存在したものを拡大したのではなく、最初からの偽造であったことを、告白するのである。すなわち、完璧な捏造報道であり、これ以上の無い虚報であった。そして爾後の処理として、張本人である本田善郎本社写真部員を退社処分とし、その他関係者も処罰した。カメラマン一人に責任を押し付けた、明らかなトカゲの尻尾切である。
 しかし殆ど注目されていないが、このサンゴ事件は、カメラマン個人の犯罪というよりも、朝日新聞という報道機関の、根本的体質から生じたものなのである。それは例の記事の末尾の文章に明確に表れている。この文章の最大のポイントは、サンゴ損傷を特定の不心得ものの所業ではなく、日本人全体の問題にしていることである。それによって日本全体を悪者として貶め、反対に自らを良心的な糾弾者として、正義の立場に祭り上げることができるのである。このような、同胞である日本人を貶めることによって成立する、極度に偽善的な思考方法を、私は「虐日偽善主義」と呼ぶことにしている。これこそが朝日新聞社の、根本的体質、基本的な編集方針・経営方針なのである。本田写真部員は、それを良く理解していたからこそ、完全な捏造までして、会社からの期待に応えたのである。したがって同人こそ、実は朝日社員の鑑なのである。
 つまり朝日新聞の記事は、すべて基本的にサンゴ事件と同一の発想・方針のもとに製作されているのである。サンゴ事件は、そのカラクリが余りにも単純かつ杜撰だったために、すぐにバレテしまっただけなのである。しかし殆どの場合は、朝日製作の虚報は大手を振って罷り通り、社会に害毒を流し続けている。それは南京問題や慰安婦問題など、一連の歴史問題の報道を考えてみれば、すぐに分かるだろ。
新聞記事で振り返る朝日珊瑚事件
1.問題の捏造記事が掲載「珊瑚礁への K・Y の落書き・ダイバーの低モラル振りを報道」
写’89 地球は何色?サンゴ汚したK・Yってだれだ 」平成元年(1989年)4月20日 朝日新聞 夕刊第一面
 これは一体なんのつもりだろう。沖縄・八重山群島西表島の西端、崎山湾へ、直径8メートルという巨大なアザミサンゴを撮影に行った私たちの同僚は、この「K・Y」のイニシャルを見つけたとき、しばし言葉を失った。
巨大サンゴの発見は、七年前。水深一五メートルのなだらかな斜面に、おわんを伏せたような形。高さ四メートル、周囲は二十メートルもあって、世界最大とギネスブックも認め、環境庁はその翌年、周辺を、人の手を加えてはならない海洋初の「自然環境保全地域」と「海中特別地区」に指定した。
 たちまち有名になったことが、巨大サンゴを無残な姿にした。島を訪れるダイバーは年間三千人にも膨れあがって、よく見るとサンゴは、空気ボンベがぶつかった跡やらで、もはや満身傷だらけ。それもたやすく消えない傷なのだ。
 日本人は、落書きにかけては今や世界に冠たる民族かもしれない。だけどこれは、将来の人たちが見たら、八〇年代日本人の記念碑になるに違いない。
百年単位で育ってきたものを、瞬時に傷つけて恥じない、精神の貧しさの、すさんだ心の……。
 にしても、一体「K・Y」ってだれだ。
朝日新聞 記者が八重山群島西表島の西端、崎山湾のアミサンゴを撮影に行った際に「K・Y」と落書きされているのを発見し、自然環境破壊のモラルを世に問い正そうとダイバーの低モラルぶりを報道する。
記事内容は「八〇年代の日本人の記念碑になるに違いない。百年単位で育ってきたものを、瞬時に傷付けて恥じない、精神の貧しさの、すさんだ心の。にしても、いったいK・Yってだれだ。」という説教つきのものであった。
しかしその後に地元ダイバー達から「地理的にも人為的に珊瑚が傷つく事は有り得ない」という声が上がり、調査が始まる。
2. 朝日新聞 が釈明「既にあった落書きを上からなぞっただけである」
本社取材に行き過ぎ 西表島沖のサンゴ撮影 」平成元年(1989年)5月16日 朝日新聞 朝刊第一面
 四月二十日付の朝日新聞夕刊一面に掲載した写’89「地球は何色? サンゴ汚したK・Yってだれだ」に関し、地元の沖縄県竹富町ダイビング組合員から「サンゴに書かれた落書きは、取材者によるものではないか」との指摘がありました。本社で調査をした結果、取材に行き過ぎがあったことがわかりました。
西表島崎山湾沖にあるアザミサンゴの周辺一帯に、いくつかの落書きがありました。この取材に当たったカメラマン二人のうち一人が、そのうちの「KY」という落書きについて、撮影効果を上げるため、うっすらと残っていた部分を水中ストロボの柄でこすり、白い石灰質をさらに露出させたものです。
同海域は巨大なアザミサンゴが見つかったため、海中特別地区に指定されております。
この取材は本来、自然破壊の現状を訴え、報道することが目的でしたが、この行為は、明らかにこれに反する行き過ぎであり、朝日新聞社として深くおわび致します。
朝日新聞社は十五日付で、取材カメラマンと責任者である東京本社の編集局長、写真部長に対し、処罰の措置をとりました。
(3面に編集局長の「反省」を掲載しました。)
地元沖縄県竹富町ダイビング組合から「サンゴに書かれた落書きは、取材者によるものではないか」 との指摘を行う
朝日新聞 による調査の結果、取材に行き過ぎがあったことが判明しました。
広報担当の青山昌史取締役(当時)は「カメラマンの一人が撮影効果を上げるために既にあった
KYの文字の上をなぞっただけ の”行き過ぎ取材”と釈明」しました。
しかしこの発表も嘘であることが後に判明します。
3.再釈明記事を掲載、 朝日新聞 が捏造を認める
サンゴ写真 落書き、ねつ造でした 深くおわびします 」平成元年(1989年)5月20日 朝日新聞 朝刊第一面
 四月二十日付の本紙夕刊一面に掲載された「サンゴ汚したK・Yって誰だ」の写真撮影について、朝日新聞社はあらためて真相調査を続けてきましたが、「KY」とサンゴに彫りこんだ場所に以前から人為的な損傷があったという事実は認められず、地元ダイバーの方々が指摘されるように、該当カメラマンが無傷の状態にあった沖縄・西表島のアザミサンゴに文字を刻みつけたとの判断に達しました。
このため、本社は社内規定により十九日、撮影を担当した東京本社写真部員(当時)本田嘉郎を同日付で退社処分としたほか、関係者についての処罰を行いました。
自然保護を訴える記事を書くために、貴重な自然に傷をつけるなどは、新聞人にあるまじき行為であり、ただ恥じいるばかりです。
関係者、読者、並びに自然を愛するすべての方々に、深くおわびいたします。
取材の二人退社・停職 監督責任者も処分この事件につき、朝日新聞社はさる十五日付でとりあえず関係者三人を処罰するとともに、東京本社編集局長、同写真部長を更迭するなどの措置をとりました。
しかし、本田写真部長(十六日付で編集局員)らの行為は当初の報告よりもはるかに重大・悪質であることが明らかになったため、さらに十九日付で本田を退社処分にしたほか、水中撮影に同行し、本田の行動に気づいていた西部本社写真部員村田昇は停職三カ月としました。
また、監督責任、出稿点検不適切などで専務取締役・編集担当中江利忠、東京本社編集局次長兼企画報道室長桑島久男、西部本社写真部長江口汎、東京本社写真部次長福永友保はそれぞれ減給、西部本社編集局長松本知則は譴責とする処置をとりました。
本田に対する退社は、いわゆる懲戒解雇に当たる、もっとも厳しい処分です。
 (3面に、本社がこれまでに行った調査結果を掲載しました)
ぬれぎぬを着せられた地元ダイバー達の綿密な調査の結果により真相が証されました。
朝日新聞 記者は既にあったものをなぞったのではなく記者自らストロボの柄で傷を付けたことが判明。
ダイバーからの抗議に「朝日に限ってそんなことするわけがない」などと無下もなかった朝日は、動かし難い証拠を突きつけられようやく真実を認め、謝罪する。
5月15日付で関係者三名を処分、更迭5月19日付けで退社・停職処分となったことを発表しました。
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