朝日新聞は日本を「共産化」しようと工作した
本書は朝日新聞の元記者が、2014年8月5日の慰安婦問題をめぐる偽善的な記事に衝撃を受けて朝日の嘱託ライターを辞め、1年かけてその背景を調査したドキュメントである。北畠清泰論説委員が吉田清治に虚偽証言を強要した現場を目撃し、松井やよりなどが「慰安婦問題」を捏造した経緯をくわしく書いている。
それより驚くのは、こうした朝日の報道の背景に「日本を共産化しようという社の方針があった」という話だ。これはよくある陰謀史観ではなく、具体的な1次情報で裏づけられている。特に注目されるのは、ゾルゲ事件に連座して死刑になった朝日の記者、尾崎秀実が検事調書で次のように供述したことだ。
世界資本主義に代る共産主義的新秩序は必ず来るものと確信したのである。帝国主義国家の自己否定に終る如き極度の消耗戦、[支那]国内の新興階級[中国共産党]の抗戦を通じての勢力拡大、被抑圧民族国家群の解放、ソ連の地位の増大等は正に其の要因である。
このような意図から、彼は朝日の田中慎次郎政治経済部長から得た「日本軍は南進する」という情報をゾルゲに伝え、これによってスターリンは戦力を対独戦に集中して勝利を収めた。それと同時に近衛文麿の顧問だった彼は、ドイツの和平工作(トラウトマン工作)を妨害し、蒋介石と徹底的に戦うよう近衛に進言した。その目的は両者が戦争で消耗し、中国共産党が漁夫の利を得るためだった。
尾崎の助言どおり、近衛は参謀本部の反対を押し切って「爾後国民政府を対手とせず」という近衛声明を出し、日本は日中戦争の泥沼に突入した。さらに尾崎は中国共産党に日本軍の作戦を通報する一方、近衛には戦線を南方に拡大するよう進言し、その情報をゾルゲを通じてソ連に伝えたのだ。彼の情勢判断は、驚くほど正確だった。
私の立場から言えば日本なり独逸なりが簡単に崩れ去って英米の全勝に終るのでは甚だ好ましくないのである。[…]日本は社会体制の転換を以てソ連、支那と結び別の角度から英米へ抵抗するの姿勢を採るべきであると考えました。此の意味に於て日本は戦争の始から米英に抑圧せられつつある南方諸民族の解放をスローガンとして進むことは大いに意味があると考えた。
普通に戦争すると、日本は英米に簡単に負けて降伏するだろう。それではだめで「南方諸民族」を巻き込んだ「大東亜戦争」をやって壊滅し、日本を含む東アジア全体を共産化することが尾崎の目的だった。
戦争は革命のチャンスである。尾崎は単なるスパイではなく、近衛の側近として日本を徹底的に破壊し、戦争を革命に転化するレーニンの革命的敗北主義を実現しようとしたのだ。それは彼の個人プレーではなく、朝日の組織を動員した工作だった。

この「崩壊 朝日新聞」という本は、その第二次参戦コミンテルンの陰謀説を証明している。
普通に戦争すると、日本は英米に簡単に負けて降伏するだろう。それではだめで「南方諸民族」を巻き込んだ「大東亜戦争」をやって壊滅し、日本を含む東アジア全体を共産化することが尾崎の目的だった。
戦争は革命のチャンスである。尾崎は単なるスパイではなく、近衛の側近として日本を徹底的に破壊し、戦争を革命に転化するレーニンの革命的敗北主義を実現しようとしたのだ。それは彼の個人プレーではなく、朝日の組織を動員した工作だった。

戦前の朝日新聞が極めて好戦的で、ひたすら主戦論を煽った事は良く知られています。しかしそれは只発行部数を伸ばす為と言われてきました。
少なくとも朝日新聞自体が戦争推進を目的にしていたとは言われてきませんでした。
しかし実は朝日新聞の目的は購読者獲得なんかではなく、戦争そのもの、何よりも日本の破壊そのモノだったわけです。
なるほどこれなら戦後の転向も簡単に理解できます。実は日本占領当初の5年間程、GHQと日本共産党は蜜月状態だったのです。なぜならGHQにも大量の共産主義者が入り込んでいたからです。
勿論朝日新聞だけが悪かったわけではありません。軍部にも主戦論を煽り続けた人間はいたのです。
例えば 志位正二 参謀です。
彼はソ連のスパイで、志位和夫日本共産党書記長の叔父です。
因みにこの本は戦後の朝日新聞についても書いています。
「中ソ対立」が朝日新聞の経営を決めた
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