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近衛文麿の戦争責任〔大東亜戦争のたった一つの真実〕
発売日 2010年08月09日
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判 型 B6判変型上製
ISBN 978-4-569-79116-6
著者 中川八洋《筑波大学名誉教授》
昭和の日本は、なぜ中国やアメリカと戦争したのか。東京裁判も、戦後の学問研究も、その理由を解明できなかった。当時の指導者たちは、軍部の暴走にひきずられて「戦争のための戦争」を戦ったと。だが、それは本当か。
本書は、その通説に断固として反対する。すべての決定をただ一人で行なった、ときの総理大臣「近衛文麿」に注目せよ。近衛の「鉄の意思」こそ、国家を歴史上痛恨きわまりない主権喪失に導いた元凶であると。
説得力に富んだ全5章を読みすすむうちに、読者は重大な疑問に突き当たる。いったい、なぜ、貴公子宰相・近衛はそんな暴挙をあえてしたのか。それに答えて本書は、日本人が知らなかった驚くべき昭和史の真実を明らかにする。
著者の中川八洋氏は、国際政治学・政治哲学・憲法思想の各分野で、日本の学問水準をはるかに凌ぐ第一級の研究者。本書は昭和史の常識を根本からくつがえした「幻の奇書」、待望の復刊である。
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