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メーガン妃 in カナダ「王室会議欠席」
 正月早々、国際報道を賑わせたハリー(ヘンリー)英王子夫妻の高位王室メンバー引退騒動は1月13日、エリザベス英女王が緊急招集した王室会議で2人の意向を「大筋受諾」と一斉に報道された。ところが会議後に発表された王室声明は、実は女王が爵位剥奪の「伝家の宝刀」を抜くのも辞さないとの無言の決意表明にほかならないとも深読みできるのだ…。
  「メグジット」という言葉がすっかり広まった。英国のEU離脱を意味するBritishとexitを合成したBrexitにもじって、MeghanとExitを合わせたマスコミ造語である。これに対してヘンリージットやハリジットという言葉は一向に生まれないこと自体、今回の騒動の主役が誰か、自ずから物語っている。
 1月8日夜の二人のインスタグラム上の「わたしたち辞めます」の電撃発表を受け週末明け、緊急ロイヤル親族会議が招集された。「放置すれば時間を経るほどに事態は複雑になる」との女王の即断だったといわれる(英各紙)。
 開催地は女王の冬の離宮サンドリンガム・ハウス。ロンドンから北へ車で2時間半あまり。サンドリンガムは、スペイン沖から北上し北海に流れ込む暖流のせいで穏やかな海沿いの避寒地として知られる。こぢんまりと落ち着いた城館は、今回のように一つ対応を間違えば英王室に致命的となりかねぬ微妙な話し合いには最もふさわしい場所だった。
  「前夜にチャールズ皇太子がヘリコプターで到着しました。13日午前11時20分に窓に曇りのかかった車でハリー王子が城の裏口から入りました。できるだけ寛いだ雰囲気で、という女王の考えで、とりあえずこのメンバーで昼食をしながら話し合いが始まったようです。午後1時45分にウィリアム王子自ら運転する、顧問を助手席に乗せた車が到着して、予定通り午後2時から会議が始まったのです」(英王室記者)
 参加したのは女王、チャールズ皇太子、ウィリアム、ハリー両王子。ほかに女王が全幅の信頼を寄せる顧問官ともう一人の補佐官、残り3人もそれぞれ1人ずつ顧問官が同席した。
 「ハリーが最も尊敬する女王の夫君フィリップ殿下(98)は高齢でしかも病み上がりのため、城内に居ながら会議参加は無理でした。会議には、両王子が子供時代、仲良くアフタヌーンティーを嗜んだ思い出の読書室が使われました。会議は90分足らず。午後3時半にまずチャールズが城を去り、続いて両王子が別個の車で城を後にしました。午後5時には、女王は日課通り、一人、アフタヌーンティを始めたそうです」(同前)
  会議の内容は一切明らかになっていない。またどのような形でメーガンが会議に参加したか、実は不明だ。欧州の王室関係者が想像する。
 「おそらく会議の司会は女王の顧問官が務め、冒頭に昼食の間に煮詰まった大筋を説明する。チャールズ、ハリーそしてウィリアムが感想を述べ、最後に女王がとりまとめ、この内容をカナダのトロントのメーガンに電話で進行係が朗読し、発言を促されたメーガンが女王と言葉を交わす。顧問官たちは会議を通じ法律、財政、手続きについて補足する…。おそらくこんな流れだったでしょう」
 そして夕刻、短い王室声明が発表された。
 BBCはじめ待ち構えた報道陣は慌てて、女王が2人の意向を「理解し尊重する」と、大筋で承認する声明を出した、と世界中に伝えた。ところが…。
  「声明をよく読めば肝心な部分がまったく抜けていたのです。ポイントは数点。まず、わずか12行の声明にファミリーという言葉が8回。しかもファミリーにロイヤルがつくのは1回だけです。つぎに2回現れるハリーとメーガンという表現には公爵の称号はありません。結びに『サセックス(公爵夫妻)はカナダと英国で過ごす移行期に合意』とありますが、移行期の後はサセックス(公爵)は終わるとも読めます。
  故ダイアナ妃がチャールズ皇太子と離婚する際、プリンセス・オブ・ウェールズの称号をめぐり交渉が難航しました。爵位の授与も剥奪も女王の特権です。今後の交渉次第で爵位の喪失もあり得る、と言外にほのめかした可能性があります。同様に声明では2人が新しい人生では公的な財源に頼りたくないと明言した点も念押ししています。現収入の5%が減るだけと2人は考えているかもしれませんが、公的な財源の範囲は曖昧です」(フランスの王室誌編集者)
 英日刊紙サンの世論調査では警護費も含め、王室メンバーから離れた2人には現在のあらゆる手当ては打ち切るべきだ、という回答が過半数を超える厳しい現実があるのだ。おカネも、おまけに爵位まで失う羽目になれば、ただの人になってしまいかねない。
 「外交の世界では、細部に悪魔が宿る、という教えがあります。交渉の細かい詰めが実は最も厄介だという意味です。メーガンは8日夜、インスタグラムで電撃宣言後、女王とは直接に相対を避け、交渉をハリーに任せましたが、今は後悔しているかもしれません。彼女がどんな球を返すか、見物ですね」(前出・王室関係者)
 英王室の“お家騒動”は今後の詰め交渉の中で、思わぬ展開が起きそうだ。
眞子さまも「皇籍離脱」が可能なのか?  メーガン妃「英王室離脱」との対比
 「秋篠宮家の長女・眞子さまは、英国のヘンリー王子とメーガン妃の“王室離脱騒動”のニュースを、どのような思いでご覧になっているのでしょうか」と元宮内庁幹部が語った。
 英国の王室離脱騒動とは、エリザベス女王の孫でチャールズ皇太子と故ダイアナ妃の次男に当たる王位継承順位第6位のヘンリー王子と、妻のメーガン妃が、王室のシニアメンバーを引退し、長男のアーチーとともに1年の半分を北米で過ごすとインスタグラムで表明した騒動のことだ。
 英国王室に詳しい政府関係者が語る。
 「ヘンリー王子は11歳ごろから酒やたばこを覚え、14歳でアルコール依存症となったことがよく知られています。また、『16歳のときに大麻を吸引したことがある』とチャールズ皇太子に告白して、衝撃を受けた皇太子から、薬物中毒患者更生施設の一日集団セミナーへ参加するよう命じられたエピソードも有名です。ほかにも、米ラスベガスでの全裸写真や仮装パーティーでナチス・ドイツの服を着た写真など、スキャンダル写真も過去に数多く流出しています。10代の頃からのやんちゃぶりは、優等生として知られる兄のウィリアム王子とずっと比較されてきました。
 しかし、その後、10年間にわたって陸軍の軍役に従事。その間、アフガニスタンにも従軍するなど経験を積み、お母さんの遺志を継ぐかたちで熱心にボランティア活動に取り組む姿が、英国国民をして『変わった…大人になった』と敬意をもって受け止められるようになりました。そこに再び転機をもたらしたのが、メーガン妃との結婚なのです」
 宮内庁関係者が解説する。
 「皇室典範第11条は第1項で『年齢十五年以上の内親王、王及び女王は、その意思に基き、皇室会議の議により、皇族の身分を離れる」としており、第2項では『親王(皇太子及び皇太孫を除く)、内親王、王及び女王は、前項の場合の外、やむを得ない特別の事由があるときは、皇室会議の議により、皇族の身分を離れる」と規定しています。1982年には故三笠宮さまの長男・故寬仁さまが、皇族としての制約から脱して社会福祉活動に専念したいとして皇籍離脱発言を行い、騒動となりました。この離脱の根拠となるのが、この典範の規定なのです。
 ただ、故寬仁さまのような親王は『意思に基き』離脱はできず、『やむを得ない特別の事由があるとき』に限られます。明文化はされていませんが、特別な事由と認められるにはかなりハードルが高いと解釈されています。逆にいえば天皇・皇后両陛下の長女・愛子さまや眞子さま、秋篠宮家の次女・佳子さまのような内親王と、高円宮家の長女・承子さまのような女王は『意思に基き』離脱できるわけなので、ハードルは比較的低いともいえます」
 故寬仁さまの皇籍離脱は結局、実現しなかった。ただ、当時は相当な物議を醸したという点では、ヘンリー王子とメーガン妃の離脱騒動と似た側面があるといえよう。
 前出の元宮内庁幹部が言葉を継ぐ。
 人気商売である女優出身のメーガン妃は、米国人でバツイチということもあってか、よくいえばフランクな性格で知られ、ロイヤルファミリーでは“御法度”とされる人前でのハグをするなど王室の伝統壊しの常習者というレッテルが貼られている。アーチーの出産前には「ベビーシャワー」と呼ばれる米国発祥の安産祈願パーティーを盛大に行ったことで贅沢批判も浴びた。
 「アーチーちゃん出産直後には、英国のテレビ局ではなく米BBCで結婚1周年の特集番組が放送され、『ロイヤルファミリーに関するテレビ番組に、王族であるメーガン妃が関与するのは適切な行為ではない…こういうのはハリウッドのやり方で、王位継承者と結婚した人がすることではない』などと英地元紙『サン』が猛批判。これに対して英国王室が『メーガン妃は番組に全く関与していない』とするコメントを発表する事態にまでなっています。
 昨年の11月には、クリスマスをイングランド東部のノーフォーク州サンドリンガムにあるエリザベス女王の私邸で一緒に過ごすという英国王室の慣例を破って『一緒には過ごさない』と夫妻で発表し、英国民や王室、とりわけ女王との距離が広がったことに懸念の声が上がっていました。離脱騒動は一連のそうした批判に嫌気が差してのことと見られているのです。ヘンリー王子の英国での評価は結婚後、すっかり“先祖返り”してしまった。英国民は皆、ヘンリー王子が“劣等生”に戻ったのは、自由奔放なメーガン妃の影響だと考えているのです」
 王室離脱騒動の行方はどうなるのか不透明だが、日本の皇室ではそんなことは可能なのだろうか。
 「私が、メーガン妃の王室離脱騒動を眞子さまがどんなお気持ちでご覧になっているのかを心配しているのは、小室圭さんとのご結婚延期問題で四面楚歌の状況下にある眞子さまが、皇籍を離脱すれば周囲の『雑音』を気にすることなく万難を排して結婚できるのではないか、などとお考えになる可能性が排除できないからなのです。
 小室さんとのご結婚に拘泥されているように見受けられる眞子さまへの国民からの風当たりは相当なものです。逃げ出したくなっても仕方がない状態といえるでしょう。メーガン妃の件が引き金となって眞子さまの皇籍離脱騒動が持ち上がることを、私は危惧しているのです」
 しかし、果たして眞子さまの皇籍離脱騒動など、現実的に起こり得るものなのだろうか。
 「あり得ないと思います。故寬仁さまの皇籍離脱も実現しませんでしたし、現行皇室典範のもとでは、GHQの主導で行われた終戦直後の旧11宮家による皇籍離脱しか前例がありません。それに、ヘンリー王子とメーガン妃は経済的に独立したいとも表明していますが、ヘンリー王子は故ダイアナ妃の約46億円に上る遺産を兄のウィリアム王子とともに相続しています。メーガン妃も女優時代の貯蓄があり、一説には億単位に上るといわれています。一方で小室家は400万円の借金騒動が解決できずにいます。小室圭さんの米ニューヨーク・フォーダム大学での留学費は奨学金です。
 眞子さまが『意思に基き』皇籍を離脱すれば、女性皇族がご結婚する際に供与される1億円を超えるはずの一時金も、支払われなくなってしまいます。小室さんの母・佳代さんがそんなことを許すとは到底、思えません。彼女にとっては息子の結婚と一時金はもはやセットのはずです。最終的には皇室を出られる眞子さまが、皇室を出るのがご結婚の前でも後でも一緒だと考えても不思議ではありませんが、眞子さまにはメーガン妃のような貯蓄はなく、小室さんにもヘンリー王子のような相続資産はない以上、一時金は必須なのです。眞子さまがどんなにメーガン妃をうらやましくお思いになったとしても、置かれている状況は全く異なるのです」
 ご結婚延期問題が膠着状態を続ける中で舞い込んだ英国王室離脱騒動のニュースだが、眞子さまのご結婚前の皇籍離脱は、どうやら非現実的といわざるを得ないようだ。

〔ロンドン発〕結婚と第一子アーチーちゃん出産を巡り英メディアと対立し、冷却期間を置くためアフリカ移住話も浮上していた英王室のヘンリー王子(35)と妻の元米女優メーガン妃(38)が1月8日夜、突然、インスタグラムで「王室のシニアメンバーとしての地位から退き、財政的に独立する」と一方的に宣言し、英国は蜂の巣をつついたような騒ぎになっている。
 英大衆紙サンとデーリー・メールが相次いでヘンリー王子とメーガン妃、アーチーちゃん一家が今年のかなりの期間をカナダで過ごし、王族の称号を捨てる可能性さえあると報じた。間もなく2人のインスタグラムと新しいウェブサイトに詳細が明らかにされた。イギリス王室は、18日、声明を発表し、王室の中心的なメンバーとしての役割から退く意向を示しているハリー王子夫妻について、この春以降は王室の称号を使わず、王室のメンバーとしての公務も行わないことを明らかにした。
 チャールズ皇太子とウィリアム王子が知らされたのはオンラインで公開される10分前だったとされる。寝耳に水のエリザベス女王は激怒し、即座に「ヘンリー王子とメーガン妃との話し合いは初期の段階。英王室は彼らがこれまでとは異なるアプローチを取りたいのは理解している。しかし、問題は複雑で解決するのに時間がかかる」と突き返した。
 ヘンリー王子とメーガン妃はサセックス公爵とサセックス公爵夫人の爵位を持つ。それにちなんだ「サセックスロイヤル」というインスタグラムとウェブサイトに掲載されたのはメーガン妃と妻に振り回されるヘンリー王子の“ゴーマニズム独立宣言”とでも言うべきとんでもない内容だった。
 メーガン妃が標的にする本丸は、彼女を目の敵のように叩きまくってきた英国のタブロイド(大衆紙)ではなく、英王室だったことがはっきりしてきた。問題の8日、メーガン妃が婚約指輪を外してロンドンの国立劇場を訪れたこともメーガン妃の真意を巡る憶測をかき立てた。
 9日は、将来王妃になるキャサリン妃の38歳の誕生日。しかし、報道は2人の独立宣言で覆い尽くされた。自分の38歳の誕生日はスペインのリゾートにプライベートジェットで往復、チャーター代を含め6泊16万ポンド(約2300万円)の豪遊ぶりを見せていただけに、メーガン妃の自己中心的な振る舞いが分かろうというものだ。
 メーガン妃には、アンドルー王子の次女ユージェニー妃の結婚式で第一子の妊娠を発表し、スポットライトを花嫁から奪った疑惑が報道された“前科”がある。
 千万人がフォローするインスタグラムで宣言した内容はこうだ。
 「何カ月も考えた末、今年を英王室で進歩的な新しい役割を形作るための移行期間にすることを選択しました。英王室のシニアメンバーとしての地位から退き、財政的に独立するため働きながら女王陛下を支援していくつもりです。イギリスと北米でバランスを取りながら過ごす計画です」
 「英王室のシニアメンバーとしての地位から退く」ということが何を意味するのかはっきりしたことは分からない。しかし、ウェブサイトには恐ろしいことが書かれている。
 エリザベス女王は君主に属するクラウン・エステートの土地や権利から生まれた利益を政府に納め、その15~25%に相当するソブリングラント(王室の活動費)を受け取っている。ちなみに新年度のソブリングラントは8590万ポンド(約122億8370万円)になると発表されている。
 2人もソブリングラントからその一部を受け取っているが、支出した公費の5%しかカバーしていないため、これを返上。その代わり現在は禁じられている資金調達を自分たちで行うと一方的に宣言したところが最大のポイントだ。
  残り95%の公費にはチャールズ皇太子のコーンウォール公爵領から得られた利益の一部が充てられている。ヘンリー王子の一家は300万ポンド(約4億2900万円)をかけて改装したロンドン郊外ウィンザーのフロッグモア・コテージで暮らし、最大6人、推定年60万ポンド(約8600万円)の予算で警察官の警護がつく。
 2人はソブリングラント以外のこうした 特権を手放すつもりはない ことを明言している。
 エリザベス女王に楯突くようなことをお人好しのヘンリー王子が思いつくはずがない。“首謀者”とみられるメーガン妃の身勝手な理屈では、ソブリングラントを受け取る王室のシニアメンバーの地位を返上しさえすれば、財政的に王室から独立して自己資金を調達し、自分の思うように慈善活動や社会活動を展開できるということになる。
 また英大衆紙を中心に7紙が王族の公務を独占的に取材できる取り決め(ロイヤル・ロタ)を見直すと表明。王室担当記者が王族の公務と私生活を知る上で信頼できる情報源とみなされているのは「誤解だ」と切り捨て、頻繁な誤報を増幅していると批判している。王室担当記者が正確な記事を書いてもデスクがしばしば改ざんしていると決めつけている。
 信頼できるメディアとして米雑誌タイム、ナショナルジオグラフィック、英紙デーリー・テレグラフ、メーガン妃が客員編集長を務めたことがあるファッション雑誌のイギリス版ヴォーグなどを挙げ、メディアを選別する権限は自分たちにあるという独善的なメディアポリシーまでぶち上げた。これで怒らないメディアがいればおかしい。
 英王室と英メディアは伝統的に持ちつ持たれつの関係で、パパラッチと呼ばれるフォトグラファーに追いかけ回され、悲劇の交通事故死を遂げたダイアナ元皇太子妃でさえメディアを都合良く利用していた。メディアにも報道を通じてこそ王室のありのままの姿をイギリスや英連邦の国民に伝え、王族のおごりをたしなめてきたという歴史と自負がある。
 メーガン妃はソブリングラント5%、コーンウォール公爵領の利益から95%という公費の内訳を公表した。しかし、メーガン妃に敵対的な報道を続けてきた英大衆紙デーリー・メールによると、ソブリングラントは推定200万ポンド(約2億8600万円)、コーンウォール公爵領の利益からは推定196万ポンド(約2億8千万円)で、辻褄が合わない。
 ちなみにヘンリー王子の資産は3千万ポンド(約42億9千万円)だ。確かに英国の大衆紙は辛辣で意地悪だが、偽善の仮面を剥ぎ、偽善者の説明の矛盾を突くからこそ多くの読者に支持されている。だから大衆紙4紙がロイヤル・ロタのメンバーとして認められているのだ。
 メーガン妃が当て込む収入はスピーチ料。世界のトップスピーカーは1回で最大50万ドル(約5500万円)を荒稼ぎする。2人はこの2~3週間でTシャツ、履物、帽子、コート、ジャケット、パジャマ、書籍、雑誌から教材に至るまで100以上の商品について「サセックスロイヤル」のブランドで商標登録したと報じられている。
 さらにメディアを選別すれば2人は権利を独占的に販売できるようになる。こうした利権の源はメーガン妃とヘンリー王子に全てを負うのではなく、エリザベス女王と英王室のご威光にあるのは言うまでもあるまい。
 このためバッキンガム宮殿の関係者は大衆紙に「何から何までメーガン妃の言うことを聞いてきたのに、とんでもない裏切りだ」「どうして何の非もないエリザベス女王にこんなひどいマネをする」「こんなに虫の良い話はない。彼女は良いとこ取りのマスタークラスだ」と腹の底から怒りをぶちまけている。
 昨年10月、メーガン妃は民放ITVのドキュメンタリー番組で「何かを生き抜くだけでは十分ではないでしょ? 成功しなければなりません。幸せを感じなければなりません…感情を抑えるというイギリス流の繊細さに適応しようと本当に努力しましたが、私の内面を傷つけました」と悲劇のヒロインを演出した。
 ヘンリー王子は「兄弟には良い日もあれば悪い日もある」とウィリアム王子との間に溝ができていることを初めて認めた。そして2人とアーチーちゃんはこのクリスマスを、英王室伝統のサンドリンガムでエリザベス女王と一緒にではなく、カナダのバンクーバー島で過ごした。
 ヘンリー王子とメーガン妃のカップルと英王室が元の鞘に収まることはもはや考えられない。メーガン妃が一方的に突き付けた条件を英王室がのむとも思えない。メーガン妃の野心に絡め取られたヘンリー王子は英王室での役割を失う恐れが膨らむ。アンドルー王子を公務から追放したばかりの英王室にとっては大きな痛手になるのは間違いない。
 日本の皇室では、秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんの結婚延期が発表されてから今年の2月6日で丸2年になる。このタイミングで眞子さまが国民に向けて説明するのではないかとの見方が出ている。民間人と王族や皇族の結婚はどこの国でも難しい。いくら慎重に調べても結婚してみないと分からないことはたくさんある。
 しかし、大切なのは2人の気持ちである。今回のメーガン妃独立宣言騒動で唯一学ぶことがあるとすれば、その是非はともかくお人好しのヘンリー王子が全面的にメーガン妃を信じて支持していることだ。愛は盲目とも言うが、問題は、愛と家族のために王位継承権、そして王族や皇族としての特権をきれいさっぱり捨てる覚悟があるかどうかだ。
〖英王室の王位継承順位〗
(1)チャールズ皇太子     (2)ウィリアム王子     (3)ジョージ王子     (4)シャーロット王女     (5)ルイ王子     (6)ヘンリー王子     (7)アーチーちゃん     (8)アンドルー王子
  義務果たさず特権手放さずロイヤルブランドを利用し尽くす悪行を報じないNHK  
 イギリス王室のハリー王子と妻のメーガン妃は、今月、王室の中心的なメンバーとしての役割から退く意向を発表し、今後の活動の在り方について王室との間で話し合いが続けられていました。
  イギリス王室は18日、声明を発表し、ハリー王子夫妻についてこの春以降は「王室の称号は使わず、王室のメンバーとしての公務は行わない」と明らかにしました。
 そして、王室の公務に従事することで支給される公的な資金についても、今後は、受け取らないということです。
 一方で、さまざまな団体に対して個人的に行っている支援については、エリザベス女王からの承認を得た上で、続けていくということで、引き続き王室の価値観を守っていくとしています。
 エリザベス女王もあわせて声明を発表し、「この数か月の議論で私の孫とその家族のために建設的で協力的な方法を見いだせたことをうれしく思う。ハリー王子とメーガン妃、そして2人の息子のアーチーはいつまでも愛される私の家族だ」と述べました。
 そのうえで、「今回の合意によって彼らが幸せで平穏な新しい生活を始められるようになることが私たち家族全員の願いだ」としています。
  ハリー王子夫妻が声明「今後はホームページで」
 イギリス王室の発表を受けて、ハリー王子とメーガン妃は、みずからのホームページを更新し、「これから果たしていく役割や仕事については、今後、ホームページで発表していく」という声明をだしました。

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